(7) 温度特性について


■ 水晶振動子内蔵型 リアルタイムクロックモジュールは内部の水晶振動子クロックの出力をもとに
  時刻を生成しているため時刻精度は水晶振動子の精度に依存します。
 
  以下に 32.768KHz水晶振動子の周波数温度特性の例を示します。

 < 通常の音叉型水晶振動子の温度特性カーブ : +25℃点を0ppm とした場合 >
 

 従って、内部に温度補正機能を持たないタイプの リアルタイムクロックモジュールの場合は動作温度範囲が広ければ
 広いほど時刻が遅れやすい性質を持っています。
 これは一般的なクオーツ時計の特性です。




■これに対して、温度補正機能付き(TCXOタイプ) のリアルタイムクロックモジュールでは内部に温度センサを持ち、
  温度に応じて補正を行なうため、特に温度範囲が広いアプリケーションで劇的に精度が上がります。

 以下に TCXOタイプのリアルタイムクロックでの温度特性の例を示します ( Option : Bタイプ ) 。

リアルタイムクロックモジュール 高精度タイプ

※ このグラフは補正後の時刻情報誤差を周波数に換算したグラフです。
  リアルタイムクロックの時刻補正はこのページの下の (9) のようにクロックパルスの
  加算・または減算で調整されるためクロック出力の精度はこのグラフとは異なります。


 (8)リアルタイムクロックの 時刻精度と温度範囲について

■温度補正機能無しのリアルタイムクロックモジュールと温度補正機能ありのリアルタイムクロックモジュールとの
  計算上の最大時刻誤差の違いを以下の表に示します。

 ( 下表の計算は周波数偏差が最も大きくなる 『-40℃』が持続した場合で計算した誤差です。
   実際の誤差はもっと少なくなります )

 ※ 計算はシンプルに <期間>×<トータル周波数精度> = <誤差(秒)> にて計算上の
   
最大誤差を表示しています。。
型番 常温偏差 温度特性 1日 30日
+25℃一定 -40〜+85℃ +25℃一定 -40〜+85℃
RV-8564-C2 ±20ppm
(標準)
温度係数
(※)
±1.72s ±10.88s ±51.84s ±326.6s
RV-2123-C2
RV-4162-C2
RV-8564-C2 ±10ppm
(カスタム)
温度係数
(※)
±0.86s ±10.88s ±51.84s ±326.6s
RV-2123-C2
RV-4162-C7
RV-3029-C2(B) ±3ppm
(B)
±25ppm
(-40〜+85℃)
±0.26s ±2.17s ±7.77s ±64.8s
RV-3049-C2(B)

 ※ 温度係数 ・・・・32.768KHz水晶振動子の温度係数。 .0.035 ppm/°C2 (T - T0)2 ±10%。



 (9) リアルタイムクロックの時刻の進み具合の調整


■アプリケーションで時刻の進み具合が遅い(時計が遅れる)、または早い(時計が進む)場合に
 コマンドで時刻の進み具合の調整を行うことが出来ます。コマンドの設定により、ある単位時間内にパルスの加算
 または減算を行うことにより 時刻の進み具合の調整を行えます。

リアルタイムクロックモジュール 時刻補正


設定方法についてはアプリケーションノートにてご確認下さい。

この時計の進み具合の調整は、TCXOタイプのリアルタイムクロックモジュールの温度補正も同様の方法で
TCXOタイプは内部の温度センサの値を元に自動的にパルスの調整を行い時計の精度を保っています。





  
(前ページ)
 リアルタイムクロックモジュールの使い方について



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