(4) 時計機能を2重層コンデンサや2次電池でバックアップし時刻情報を保持する

■ 突然の停電時やポータブルでの使用時に時刻情報を失わないために、2重層コンデンサや2次電池を
  用いて電源断の場合でも時刻を刻み続けられるように周辺回路を設計します。

■ 基本的な接続構成を以下に示します。ダイオードは電源断時の逆流防止のために使用します。

  ダイオードの Vf値が大きすぎると通常電源時に リアルタイムクロックモジュールへの
  『Vdd入力部』 と 『シリアルインターフェース側』 との電圧差が規格値を超えてしまうため、Vf値 が
  RTCの規格値内のもので、かつなるべくリーク電流の少ないショットキーダイオードをご使用下さい。
  バックアップコンデンサには、2重層コンデンサがサイズも小さく容量も稼げるため便利です。


     

     <接続回路例>  
     ダイオードはバックアップ時の逆電流防止用途です。
     Vf の規格値にご注意下さい。
     (ショットキーバリアダイオードなどVfの小さく入力電圧規格に合ったものをご使用下さい)。
     コンデンサの手前の抵抗はコンデンサの過電流防止用途です。
     (これを不要としている2重層コンデンサの場合には不要です)


 (5)リアルタイムクロックモジュールのバックアップ保持時間について

■リアルタイムクロックモジュールのバックアップ保持時間は、主に以下の要素で決まってきます。

   ・ リアルタイムクロックモジュールそのものの消費電流
   ・ アプリケーション電源の電圧 (バックアップ突入時の電圧)
   ・ バックアップキャパシタの容量
   ・ バックアップキャパシタの自己放電特性
   ・ 逆電流防止ダイオードのリーク電流特性

 電圧降下に伴いリアルタイムクロックモジュールの消費電流も下がるため、時間経過に対して
 電圧の下がり方はリニアではなくゆるやかなカーブになります。

リアルタイムクロックモジュール バックアップ保持時間
  ※ 実際に超小型SMDの 0.022F の2重層キャパシタで行ったリアルタイムクロックの
    バックアップ時間のテストの結果の例です。
    ( 温度:室温にて、 キャパシタ:パナニック/EECS0HD 223 使用 )
     クロック出力、アラーム出力、タイマ出力はオフに設定。




(6) 消費電流を抑えるために

■ リアルタイムクロックのバックアップ時の時刻保持時間を長くするには設定の変更も必要です。

 (1) リアルタイムクロックモジュールのクロック出力をオフ。
 (2) 定期割り込み信号やアラーム信号をオフ。
    カウントダウンタイマ機能をオフ。

※ 特に(1)のクロック出力のオフで大幅に消費電流が抑えられます。
 

 
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 リアルタイムクロックモジュールの時刻精度について
 
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 リアルタイムクロックモジュールの構造について


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